みやすのんき本 - 腕振り革命

投稿者: Auther | 3 年, 1 ヶ月 前 | 0 のコメント

こちらの書籍を読了した。感じたことは著者の走り方を実践するのであれば、キロ3分半ぐらいで走るという確固たる決意とすでにキロ4分程度を楽に走るだけの走力を備えている必要があるということである。そのためには臀部を最大限活用した走法を実践している必要がある。大腿とふくらはぎで走っているランナーは手を出しても何の参考にもならないだろう。

一方すでにある程度の走力を備えた人でもこの方法を理解して実践するのは難しいと思う。なぜなら情報量が多すぎてそんなに多くの事柄を気にしながら走ることはできないからだ。物事を体得するにはコアになる部分のみ意識してそれ以外は自然に身につくという方法をとることが上達には一番早道だ。そこでこの本に書かれてて参考になった、すでに実践していたがそういう理由があったのか、という部分を抜き出して記載しておく。

  • 腕を振ると8の字を書く動きになる:これは手首を胸の前に持ってきて肘を胴体より前に出さない意識を持つと自然とできるようになった。確かに一番楽な状態で腕が収まっている感じがする。

  • ランニング中、腕を持ち上げて走るのではなく、鎖骨を持ち上げる意識で:これまで力が入るとどうしても肩に力が入っていたが、これだとすぐに息が上がってしまう。一方、肩の力を抜くとかなり呼吸が楽になる。しかしランニングの姿勢は崩れ気味になっていることが多かった。鎖骨を持ち上げる意識を持つと、自然に肩の力は抜け、かつ姿勢も維持されるため、ランニングエコノミーが上がる。

  • 足首は距骨(足首にある骨)に力を入れる:フォアフットやヒールストライクなる着地方法があるが、反発をもらうのであれば着地を一瞬で終わらせる必要があり、そのためにフラット着地を心がけていた。フォアフットになってしまうところを無理に踵をつけるという意識を持つとしっかりと地面をグリップする感じを確認することができていた。これは距骨に力を入れることとほぼ同意だと感じた。

  • 脛と地面を垂直にして接地する:意識はしていなかったが、足を引き戻したときに足裏をなるべく平らにしておく意識を持っていた。そのほうがフォアフットやヒールストライクのように2段階着地になることを防ぐことができるから。また臀部を活用している感覚をはっきりと認識することができる。これは脛と地面を垂直にするという意識を持つことでさらに実践しやすくなった。

  • 垂直に飛んでいい:これまでは前に飛ぼうという意識が強すぎたと思う。そのまま垂直に飛ぶだけで十分前に進むし、かつストライドやピッチに変化はなかった。一方、ラン後の疲労は明らかに少なく、15キロ程度走ったがまだあと5キロ走るだけの余裕がありそうだった。

このように参考になる部分がたくさんあったが、細かい情報が多く、自分が普段考えていたことが間違いではなかったんだ、という再確認として読むのが一番ためになると思う。反発、臀部を走る走り方をしたければまず、その部分を鍛えなければ決して使えるようにはならない。したがって多くのランナーにとっては意味のない情報となり、頭でっかちのランナーさんがまた量産されるのではという危惧を抱いた。

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