これはかなり画期的な方法かもしれない。少なくとも今まで聞いたことが無い。英語学習においてもかなり有効な方法であることは間違いないと思う。
洋楽のラップを初めて聞いたのは2pacである。その時中毒化した曲はLife Goes Onである。何度も曲を聴きながらあわせて歌ってみたが、その速さにどうしてもついていけない。邦楽を練習するのと同じ方法ではマスターできない。このときは完全にあきらめた。
そして今、ようやくその練習方法が分かった。今はまだ100%とは言えないが、ほぼ曲をかけながら同じリズムでなぞることができる。一部あり得ない速さで歌わないといけない部分があり、その部分については一部の音が消えているため、そこをどうこなすかは課題として残っているが。。集中的にその部分を練習すれば可能だと思う。コツとしてはどう消えているかを聞き取ろうとするのではなく、正しい発音で早く話してみるとネイティブと同じような発音になってくるということである。この間感覚を身につけることが、英語上達にもすこぶる良いと感じる。法則的にこの単語とこの単語は音的にこうつながる、だからカタカナで書くとこうだ、という発音矯正本があるが、そんなものは必要ない。正しく発音していれば勝手にそうなるはずである。したがって、重要なことは、まず正しい発音を正確に自分で発音する練習をすることである。それには発音記号でひたすら練習するに限る。洋楽ラップは中毒性が高く、しかしいくら聴いても飽きるということが全くない。これを利用しない手はない。ラップは砕けた表現が多いので、英語の練習には適さないという意見もあるかもしれないが、生の英語に違いなく、それを練習に取り入れないなどむしろ愚の骨頂である。真面目なだけでは世の中上手く渡れないのだ。
私が行った方法はこのようなものである。
1.中毒性のある素材を探す
2.発音記号で練習
3.曲を聴きながら同時に歌う
4.3でリズム感を覚えたら、そのリズムで練習
5.歌詞を見ずに音だけで歌う
何より、2が重要である。正しい発音でなければ、早く歌わなければならない部分で上手く曲のテンポと合わすことができない。発音が悪いと、カラオケで歌われたときに聞いて側が、嫌になってしまう。この部分は100回程度は必要だろう。今まで発音に注意して勉強してこなかった人は300回ぐらい行ってもよい。そうすることで舌と頬の筋肉が発達してくる。コツとしては発音だけに集中するのではなく、音を前に出すという意識を持たなければならい。音で前にある障害物をぶっ壊すぐらいのイメージを持った方がいい。3の過程に入れば、歌うことがすごく気持ちいいものになっているので、気づけば30分ぐらい連続でやって口の筋肉が痙攣しそうになるはずだ。一方でどうしても曲についていけない部分が何か所か出てくるので、そこはどう歌うかではなく、正しい発音でひたすら早く話す練習をした方がいい。そうすれば自然と曲に近い状態に持っていくことができる。これを100回ぐらい繰り返すと、アカペラ状態で曲が歌えるようになる。ここでもさらに2の練習をまた繰り返すことで完璧に近づける。5の状態になればもうカラオケで歌うこともできるだろう。
日本の曲はキーが高く、抑揚があったり大抵の人にとってはもともとの歌の素養がないとうまく歌えない。一方、ラップであればそのようなことはなく、歌そのものより英語力がものを言うので、歌っていて非常に気持ちがいい。是非練習に練習を重ねて、同僚友達を驚愕させてほしい。
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