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比喩というと「~みたいな」という使い方で日常使われている。比喩が使われる理由は、別のある概念を既存の概念で連想、想起させるさせる目的で使われる。適当な言葉がない場合や知らない場合、新たな言葉を作るより経済的・効果的にその概念を説明することができる。しかし、文化的な背景に依存した発想が多く、言語が変わるとなかなかその概念を話者と一致させることは困難である。例えば、「stand」。立つ、という意味であるが、I can't stand anymore.で我慢できない、という意味を表すことができる。これは立つ→支える、という意味の広がりからこれ以上支えられないという意味の派生で我慢できないという意味になっている。日本語では「立つ」から「支える」という意味の派生が全く捉えることができない。英語が難しい理由である。比喩はコメディーでも多々使用されるため、いわゆる「笑い」「ジョーク」といったものも理解することが難しい。英語学習とは本来こうした概念理解に努力を割くべきであり、単語を覚えたり文法問題を解いたりすることに労力を使ってはいけない。TOEICを何点取ろうが、こうした学習態度で英語を学び続ける限り生涯英語を実践的に使える知識を身に着けることはできない。
学校文法ではany:否定・疑問文、some:肯定文、ということになっている。こういう無味乾燥なルールを教えらても英語が面白いと感じる生徒はいないだろう。最悪なのはこのわけ方が100%正しいわけではなく、あくまで一般的な話というだけである。
改めてSVOOとSVOCの学校的説明を見てみた。
学校英文法の真の目的はテストとして成立させるためのルールを作っているに過ぎない。文法をマスターすれば確かに文法的に間違いはないかもしれない。ただ、なぜそういう表現になるのかということを真に理解しない限り使いこなすことはできないだろう。使いこなすとは主に英語の理解の助けになるということである。
ここはどこですか? / Where am I ?