語感とは感情を伴ったイメージである

投稿者: Auther | 1 年, 1 ヶ月 前 | 4 のコメント

英語は語感がすべて。日本語は忘れていい。

英語に興味をもった最初のきっかけは、予備校の講師である表三郎氏の講義を受講していたからです。氏についてはついてはここが詳しいです。当然のことながら生徒の好き嫌いの偏った先生でした。授業中の印象的なメッセージとして「単語帳など意味がない。早く捨てろ」。そのようなことだったと思います。あと、「構文などどうでもいい。前から訳せ」。これまでの受験英語の常識を看破したメッセージに多くの生徒は痛快に感じ、氏の独自の考え方に共感していたようでした。私も同じような気持ちで聴いていましたが、その意味についてはいまいち理解して勉強に活用するというところまではいかなかったように思います。

20年の英語学習の後、今この二つのメッセージを解釈し、批評するなら、前者については「そうすべきですが、まあ、できないでしょうね」。後者は「訳している時点でダメ」というところです。単語帳に関しては使用頻度が高く、ワードチョイスもインテリジェンスな単語があり、音声・例文もついている場合が多く、これに代替えするようなボキャビルの方法は今のところ皆無でしょう。1万語程度まで扱っている教材も多く、この1万語を駆使すれば日本語と同じレベルの表現力を持つことができると思います。駆使できれば。。。

駆使できない(特にアウトプット)という問題。これはひとえに英語に対する日本語を当てはめているという矛盾に行きつきます。

下記はsee(見る)に関するword群ですが、その違いを認識できるでしょうか。

  • glance
  • glimpse
  • peek
  • peep
  • gape
  • squint
  • peer
  • stare
  • gaze
  • glare
  • watch
  • leer,ogle

いくつか知らない単語もあったかもしれませんが、大体は認識している単語ではないでしょうか。これらを特定の状況下で正しいwordセンスを持つには日本語訳を覚えているだけでは全くもって不十分と言えます。すべて”見る”で訳せば問題ない、受験生レベルであればこの一言できっと納得してしまうでしょう。内容さえ理解できればいいんだ、そのような考えに20年前であれば私も流されていたに違いありません。しかしこういう考え方や投げっぱなしの解決方法が悪しき日本の英語教育の問題であり、英語という学問を徹底的に面白くなくさせている原因ではないでしょうか。

では、それぞれのwordに日本語を当てはめて見てましょう。

  • glance 意図的にちらりと
  • glimpse 偶然ちらりと
  • peek ちらっと覗く
  • peep のぞく
  • gape ぽかんと
  • squint まぶしいので目を細めて
  • peer 目を凝らして
  • stare じろじろと
  • gaze うっとりしてじっと
  • glare 怒りの目で
  • watch 動くものをじっと
  • leer,ogle いやらしい目で

確かに見るという動作は同じですが、それぞれ少しずつ意味が違っています。今の英語教育ではこれらをさあ覚えよというプレッシャーをかけてきます。無理。なにより退屈で嫌ですよね。これが単語帳の限界なのです。そしてあなたの理解度もここで終了します。結果として、それぞれの単語を見るというあいまいな記憶と理解だけで文章を読んだり聞いたりすることになります。当然スピーキング・ライティングで使い分けるなどということは不可能です。こういった不十分な英単語の理解を積み重ねたところで、高度に洗練された英文を読めるようにはなりません。それが多くの英語学習者の状況です。

ではもう一度問題に立ち戻ってそれぞれの単語で何が違うのか考えてみましょう。動作でしょうか。見るという動作自体はどれも同じです。では何が違うのでしょうか。そうです。感情です。それぞれのwordには想起させる感情があり、この感情を自分の頭の中に隆起させなければ英語は理解できないのです。peep覗く。いやですよね。覗かれるの。そうなんです。このいやという感情まで思い起こすことができれば英文内容についての臨場感が高まり、それが理解につながるわけです。glare(怒りの目で)。何か侮辱されたのでしょうか?それとも家族友達を殺され復讐しようとしているのでしょうか。その場の状況が目に浮かびますよね。つまり見るという単語+感情が同時にイメージできれば細かい所作の違いなどどうでも良いのです。もっといえば覚える必要のないものなのです。

ではどうすれば感情込みで英単語を覚えることができるのでしょうか。この問題について私は画期的なソリューションを思いつきました。英単語を覚えるときに日本語と画像を組み合わせれば感情というものも一緒に頭に入るのではと考えたのです。画像情報は所作だけではなく、その場面の感情を映し出します。この感情を伴った生き生きとした(VIVIDな)英語として頭にインプットすることができれば次にその単語に出会ったとき、また使うべきタイミングが来たときに自然と記憶から呼び覚まされるのです。これは通常第一言語を習得するのと同じような学習プロセスです。自然で最も効率の良い学び方といえます。とはいえ、その画像をいちいち検索するのは面倒です。ご安心ください。ここではその単語について関連する感情を揺さぶるような画像を動画で学習することができるようにしました。これを見るだけで、その単語の持つ意味や感情を臨場感を持って頭の中にインプットすることができ、単語本来の意味だけでなく、派生する意味までimpurity(不純物)なしで記憶できていることでしょう。

さあ、皆さん。ようやく単語帳を捨て去る時が来ました。どんどんイメージで学習を重ねてください。そうすれば短期間のうちに、日本語を介さず、英文の内容がくっきりと脳内に浮き出てくれるでしょう。この能力こそ英語上級者の感覚であり、理解力の源泉なのです。この能力を獲得するために、英語学習者は多くの人が多大な時間を消費し、修行僧のように音読や多読を続けてきました。ようやくその退屈なインプット作業から解放され、楽しく英語を学習し、アウトプットを主眼にした英語の勉強を始めることができるのです。英語を駆使する日は近い!希望をもって学習しましょう。

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