Awaken English Power!http://eng-image-learning.com/blog/2024-03-29T11:03:05+00:00~ An English Learner's Esnography動詞の進行形と現在(単純形)の違い2020-12-07T22:02:48+00:002024-03-29T00:27:27+00:00Autherhttp://eng-image-learning.com/blog/author/Auther/http://eng-image-learning.com/blog/%E5%8B%95%E8%A9%9E%E3%81%AE%E9%80%B2%E8%A1%8C%E5%BD%A2%E3%81%A8%E7%8F%BE%E5%9C%A8%E5%8D%98%E7%B4%94%E5%BD%A2%E3%81%AE%E9%81%95%E3%81%84/<p>ライティングの場合、進行形をとる場合と現在形をとる場合の違いについて考えこんでしまったことはないだろうか。liveなどは動作が長い間続いているので現在単純形が使われる場合が多いと思うが、living という形でも頻出する。リーディングやリスニングだけの学習をしていると見過ごしてしまいがちであるが、英語の意味を正確に読み取れるようになるには非常に大切な概念である。</p>
<p></p>
<blockquote>
<h3>現在単純系のコアイメージ:</h3>
<p>事態の始まりと終わりは意識されず、どこをっても均質なイメージ</p>
<h3>現在進行形のコアイメージ:</h3>
<p>事態の始まりと終わりが意識され、現在、始まりと終わりのあることの途中と捉えられるイメージ。一時的で生き生きと動いている感覚がある。</p>
</blockquote>
<p></p>
<p>人がある動作を「はじめと終わり、そして今その途中である」と捉える場合、進行形で表現する。一方、人が「その状態はいつでも同じで、任意のどの時点でも均質である」と捉える場合、現在単純形で表現できる。客観的に見て全ての動作自体には始まりと終わりがあるのだが、それを言語化する人間が、始まりと終わりを意識して捉えるか、同じことをいつでも起こるとという均質な面を捉えるかで、現在進行形を使うか、現在単純形を使うかが決まる。</p>
<h3>日本語化したときの意味の違い</h3>
<blockquote>
<p>単純形)酒を飲む(習慣がある)</p>
<p>進行形)酒を飲んでいる途中</p>
</blockquote>
<p></p>
<blockquote>
<p>単純形)自動車学校に(何年も)通っている(期間限定という意識がない)</p>
<p>進行形)自動車学校に通っている(数か月という期間が前景化されている)</p>
</blockquote>
<p>自動車学校のように短期の場合は基本的には進行形が使われる</p>
<p></p>
<blockquote>
<p>単純形)大学に(4年)通っている</p>
<p>進行形)(留学生として一定期間)通っている</p>
</blockquote>
<p>大学に4年間通うという期間を前景化するより、毎日通っているという事実を多くの人は意識するので、単純系が主に使われる。一方で進行形は短期間何らかの理由で通うことになっているときに使う。</p>
<p></p>
<blockquote>
<p>単純形)アパートに住んでいる</p>
<p>進行形)建て替えの期間、(一時的に)アパートに住んでいる</p>
</blockquote>
<p>進行形を使う場合は、一時的に住んでいるという状態が前景化されるために、その理由が共有又は明示されていないと不自然になる。ネイティブの中にはliveで進行形が使われると、掃除や洗濯など生活する具体的なイメージが浮かぶ人もいるようだ。</p>
<p></p>
<h3>現在単純形と相性が良い動詞群</h3>
<p>know,speak,promise,apologize,appreciate</p>
<p>これらは現在単純形と特に相性が良い動詞である。なぜなら、発話に必要な時間と事態の展開が一致しているからである。knowは動詞に安定感があり、常に継続しているイメージがある。発話時にピックアップされた事態は、均質なサンプリングといえ、発話に必要な時間とサンプリングされた事態の展開に必要な時間は一致していると考えられる。</p>
<p></p>
<p>speakの場合は能力を意味する場合が多いので、全体として安定的なイメージがあり、発話に必要な時間とサンプリングされた事態の展開に必要な時間は一致している。promise,apologize,appreciateは発話行為そのものが約束や謝罪をする行為になっているので、発話に必要な時間とサンプリングされた事態の展開に必要な時間は一致している。</p>
<p></p>
<p></p>
<p></p>
<p></p>
<p></p>
<p></p>
<p></p>リスニングは意味を考えずに、音だけに集中2020-12-06T22:17:19+00:002024-03-28T20:24:52+00:00Autherhttp://eng-image-learning.com/blog/author/Auther/http://eng-image-learning.com/blog/%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%AF%E6%84%8F%E5%91%B3%E3%82%92%E8%80%83%E3%81%88%E3%81%9A%E3%81%AB%E9%9F%B3%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%AB%E9%9B%86%E4%B8%AD/<p>洋楽、洋画、海外ドラマといったものが身近になり、英語教材自体にはこまることはなくなった。しかしそれによって日本人の英語能力が向上したという事実はない。つまり全く使いこなせていないのだ。私も一時期、日本語と英語字幕を併記させて、何度も洋画を見ていた。分かった気にはなれるが、実力がついたとは言えない。</p>
<p></p>
<p>発音記号で発音練習して気が付いたことだが、自分が英文をみて発音するやり方と、発音記号で読む発音は全く違うということだ。LとRだけなく、様々なアやエの音、エイ、オウなどその違いに全く意識を持っていなかった。つまり、正しい英語の発音をいくら聞いたところで、日本語というフィルターをどうしてもかけてしまう以上、微妙な英語の音が同一化してしまい、いくら練習してもその違いが聞き取れないという問題があることが分かった。</p>
<p></p>
<p>英語は単語のつなぎ目が無く、リダクションが起こる、という類の書籍は見かけるが、あの手のものを勉強したところであまり意味は無いと思う。なぜならパターンが単語単語で異なるため、その組み合わせは千差万別になり、具体例をいくら積み重ねたところで脳が抽象化してパターンを生み出せるかというとそれは無理だと判断できるからだ。</p>
<p></p>
<p>私が考える聞き取る、ここでは聞き分けると言った方が正しいかもしれないが、その方法は、ひたすら発音記号で音読するというやり方が良いと思う。まずは英文を見ないで、発音記号だけで英文を想像する。これがかなり難しいと思う。難しい場合は英文に戻って考えてみる。そこでその単語の正確な発音方法を知る。そして全体を発音記号だけで正確に早く読めるようになるまで音読。音源があったとしてもある程度その英文になじむまで聞かなくてもよい。自分が正確に発音できると自信を持ってから聞くことで、さらに正解との差をはっきりと認識できる。</p>
<p></p>
<p>発音記号で音読することでもう一つ気が付いたことがある。それは、正しい発音で早く話すためには、舌の動きがダイナミックになり、また口の横の部分が日本語で話すよりも広げると話しやすいということである。これはネイティブが話している感覚とかなり近い。洋画などで確認するとよくわかる。下の動きがダイナミックになるのは、LとRを発音する時に気が付いた。一般的にLは舌を歯につけて発音すると教えられるが、そうではなく、舌を歯にぶつけるのである。Rの場合は思いっきり舌を引き込む。それが音の違いを作り出す。</p>
<p></p>
<p>このように、発音記号で音読することで、正しい英語の音感覚が自分の中にしみ込んでくる。この間隔こそ英語上達のカギである。漫然と英語の勉強をしていても上達すればするほど、その効果は減少してくる。常に問題と向き合い、その解決法を自分で探らなければならない。その姿勢は何を行う上でも同じだ。</p>
<p></p>時制と共に用いられる相(aspect)で時間空間の位置を把握せよ2020-12-03T07:11:27+00:002024-03-28T20:26:58+00:00Autherhttp://eng-image-learning.com/blog/author/Auther/http://eng-image-learning.com/blog/%E6%99%82%E5%88%B6%E3%81%A8%E5%85%B1%E3%81%AB%E7%94%A8%E3%81%84%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B%E7%9B%B8aspect/<p><br/> 英語の動詞は主語の状態や動作を表すが、詳細に叙述するには「時制(テンス)」に加えて「相(アスペクト)」という概念が非常に大切である。</p>
<p>時制は前回説明した通り二つだが、アスペクトは3つある。時制ではなく、アスペクトで理解することで、完了形と進行形の意味がよりはっきりと理解できる。</p>
<blockquote>
<p>単純相:全体が均質で安定感があると捉えられる</p>
<p>進行相:途中を表す 動詞 + ing 動画的</p>
<p>完了相:動詞が表す最終段階(have + -ed)</p>
<p></p>
</blockquote>
<h3>単純相</h3>
<p>どこを切っても同じものが出てくるイメージ。</p>
<blockquote>
<p>I usually go to shool by bus.</p>
</blockquote>
<p>習慣的に起こるような場合に使う。</p>
<p></p>
<h3>進行相</h3>
<p>動詞 + ingのコアイメージは始まりと終わりがある事柄が目の前で生き生きと動いているような状況使われる。そこから未完了、始まりと終わり、変化、強調などの意味合いを含ませることができる。このイメージを持っておけば動作の長いliveのような単語の現在形と進行形の使い方が良く理解できる。</p>
<blockquote>
<p>I'm living in the apartment.</p>
<p>I live in the apartment.</p>
</blockquote>
<p>日本語に直すと同じ意味だが、進行相は一時的(始まりと終わりがハイライトされる)という意味合いをはらんでいる。ウィークリーマンションやマンスリーマンション形態の契約であれば進行相が使われがちである。短時間に同じことが起こるflashでは、The light flashよりThe light is flashingの方が、短時間に何度も転倒しているイメージをビビッドに伝えることができる。このように始まりと終わりを意識させ、その中で起こっていることを動画的に伝えることができる方法が進行相である。</p>
<h3>完了相</h3>
<p>have + -ed のコアイメージは -edの状態を今も保持(have)しているということである。つまりこれは現在を表現した形である。次の例を見てほしい。</p>
<blockquote>
<p>① I lost my key.</p>
<p>② I have lost my key.</p>
</blockquote>
<p>①はカギをなくしたという事実を語っているだけ(今は見つかったかもしない)に対し、②はカギをなくしたという状態が今も続いているという状態を持っている(have)ことを表している。このようにhave以下の動詞の最終状態に今なっているという状況を表した現在を表現したものが完了形の正体である。</p>
<p></p>
<p>ここで時制と相の関係を用いた表現方法をまとめておこう。現在形と過去形という2つの時制を基本にして、それに相や助動詞が加わることで様々な表現が可能になる。例として、伝統的な時制と呼ばれる文法形態に当てはめてみる。</p>
<p style="text-align: center;"></p>
<p style="text-align: center;"> </p>
<table style="margin-right: auto; margin-left: auto;" width="626">
<tbody>
<tr>
<td width="175"></td>
<td width="161">過去</td>
<td width="145">現在</td>
<td width="145">未来</td>
</tr>
<tr>
<td>単純相</td>
<td>did</td>
<td>do</td>
<td>will do</td>
</tr>
<tr>
<td>進行相</td>
<td>was doing</td>
<td>is doing</td>
<td>will be doing</td>
</tr>
<tr>
<td>完了相</td>
<td>had done</td>
<td>have done</td>
<td>will have done</td>
</tr>
<tr>
<td>完了進行形</td>
<td>had been doing</td>
<td>have been doing</td>
<td>will have been doing</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p></p>
<p></p>
<p>時間の流れを図解すると</p>
<h3><img alt="tense" height="404" src="http://eng-image-learning.com/static/media/uploads/.thumbnails/tense.png.jpg/tense.png-538x404.jpg" style="margin-right: auto; margin-left: auto; display: block;" width="538"/></h3>
<p>このようにすれば時制の概念は大変単純だということがわかる。動いているか、止まっているか、そしてどの時間軸にいるかをイメージできればどのタイプを使うか自ずと決まる。参考書を何時間も眺めてチンプンカンプンだったことが瞬時に理解できる。普通のスペックの人間でもやり方、覚え方さえ工夫すれば身近な天才ぐらいには十分勝てるのだ。</p>
<p></p>
<p>以下のドリルをやればさらに完璧になる。あえて英語は使わない。</p>
<p>Q1.息子は、妹と一緒にテレビゲームをしています。(進行形) → 現在完了進行形に</p>
<p></p>
<blockquote>
<p>A1.幼稚園から帰ってきてから息子は、(ずっと)妹と一緒にテレビゲームをしています。</p>
<p>過去のある時点の情報を加えたことで、始点が明確になり、かなり長い時間続けているというニュアンスを暗に出すことができた。現在時点でゲームは終了していないが、終了すべきというニュアンスが出ている。</p>
</blockquote>
<p></p>
<p>Q2.息子は、妹と一緒にテレビゲームをしています。(進行形)→ 過去完了進行形に</p>
<p></p>
<blockquote>
<p>A2.ゲームを止める前に、息子は、妹と一緒にテレビゲームを3時間していました。Q1と比べると全体の時間軸が一つ昔にパラレルシフトしたのがわかります。こちらも終了すべきというニュアンスを暗に含んでいます。</p>
</blockquote>
<p></p>
<p>Q3.20年この町に住んでいます (現在完了形)。 → 未来完了形に</p>
<blockquote>
<p>A3.来月でもう20年この町に住んでいることになります。</p>
<p>I will have lived in ths town for 20 years. 100%自分が信じていることをwillという助動詞を伴って現在形で話している。</p>
</blockquote>
<p></p>
<p>基本的に過去を表すときは基準軸を持たなければならないので、一つの単純な文だけでは言い表せない。基準軸に対して比較するもう一つの軸がどこにあるのかを示し、その時間の経過をあるニュアンスを伴って表現する場合が多い。未来の場合はあくまで予測という視点を表現する助動詞(willなど)を伴えばいいだけなので、単文で表すことができる。基準軸はあくまで現在という暗黙の了解がある。基準軸が過去にあって、その軸を中心に未来を述べるというパターンは現在の軸を無視することになり、表現方法として無理がある。</p>
<p></p>
<p></p>英語の時制は二つしかない2020-12-03T05:18:05+00:002024-03-28T20:28:18+00:00Autherhttp://eng-image-learning.com/blog/author/Auther/http://eng-image-learning.com/blog/%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E3%81%AE%E6%99%82%E5%88%B6%E3%81%AF%E4%BA%8C%E3%81%A4%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%84/<p>どのような教科でも言えることだが、覚えることはなるべく少ないほうが良い。覚えても使用場面が限定的になり、応用が利かない。特に英語は覚えることが一つの努力とみられがちだが、実はそうでもなく、むしろ単語でも文法でも基本知識を応用させる場面の方が多い。文法は特にその傾向が強く、中高時代に多くの文法用法を覚えさせられてきた。しかし振り返ってみると、そのほとんどは本能的に理解できるものばかりで、コアの用法とイメージを教えれば、あとは応用でいくらでも理解可能なことばかりだと気が付かされる。</p>
<p>ここでは時制に対象を絞ってその意味の広がりを説明したいと思う。</p>
<p>学校で教えられる時制は12個である。</p>
<blockquote>
<p>現在形<br/> 過去形<br/> 未来形</p>
<p>そしてそれぞれに進行形が3種類。</p>
<p>現在進行形<br/> 過去進行形<br/> 未来進行形</p>
<p>完了形もそれぞれ現在、過去、未来で3種類。</p>
<p>現在完了形 <br/> 過去完了形 <br/> 未来完了形</p>
<p>最後に完了進行形。これも3種類。</p>
<p>現在完了進行形 <br/> 過去完了進行形 <br/> 未来完了進行形</p>
<p></p>
</blockquote>
<p>しかし、コアとなる時制は2つしかない。しかもこの二つからさらに丁寧語まで説明できる。つまり応用力があれば覚えることなど本来わずかなもののだ。そして応力があればなんとなく違うというニュアンスも感じられることができるようになり、アウトプットするときに大変役に立つ。</p>
<p>そのふたつとは現在形と過去形である。現在と過去では絶対に未来は説明できないだろうと感じられた方。では未来形という動詞の形があるでしょうか。-edや-ingといったように動詞が変化しますか?未来の内容というのは、現在の時点で予測不可能であるため、その内容の確信度で表現方法が異なるのである。これがいわゆるwillとbe going to という形で具体化されるのだ。「will」は事実ではないが、、言っている本人は100%近い確信をもって話している。確信度が低くなる順序はwill/must/should/may/mightである。この順序だけ覚えておけばよい。</p>
<p>では 「be going to」はどういった意味を表しているのだろう。willとの違いは何か。</p>
<h3>be going to とwillの違い</h3>
<p></p>
<blockquote>
<p><span>① I’ll get you something to eat. </span>What do you wanna eat?</p>
<p><span>② I’m going to get you something to eat. </span>What do you wanna eat?</p>
<p>(何か食べるものを持っていくよ。何が食べたい?)</p>
</blockquote>
<p></p>
<p>①は先ほど説明した通り、強い意志を表し、食べ物を必ず持っていくという強い意志を表している。一方で②の方は「be + going」という途中を表す連語に「to」のコアイメージ「向かっている」がくっついたものである。つまり、食べ物を持っていくという行為に向かっているという一種の比喩表現なのである。まるで~しているようだという感覚を持たなければならない。この場合だと、例えばドリンクをすでに用意しており、次に何をカバンに入れようか悩んでいるような状況で使うのが正しい。したがってbe going toを使うときは話者と聞き手の間で何らかの共通のイメージがすでに共有されている必要がある。急に思い立って 「I'm going to get you something to eat.」とは言えないのだ。お互いおなかが減っているという前提を共有しているような状況などでない限りおかしな表現である。</p>
<p></p>
<h3>過去形で丁寧な表現になる理由</h3>
<p>英語では丁寧語の多くは過去形であることを知っている人は多いだろう。ただ、なぜそうなるかについてはほとんど知られていない。英語の過去形のコアイメージは「距離感」である。郷里とは、「現在からの距離」、「現実からの距離」、「相手からの距離」の3つのパターンがある。それぞれ、「過去形」「仮定法過去形」「丁寧語」と表されるがこの文法的区分けはどうでもよい。実際、仮定法過去と丁寧語は一心同体ともとれる。</p>
<p>パーティに招かれたとして、断る場合、</p>
<blockquote>
<p>No, I can't join you.</p>
</blockquote>
<p>とすると直接的な表現になり、申し訳ないという心理が描写されない。</p>
<p>一方、</p>
<blockquote>
<p>I wish I could, but ~ </p>
</blockquote>
<p>と表現すれば、行きたいのだがという心理を相手に表現できるため、丁寧な態度を表現できる。この場合過去形にも関わらず、現実には起こっていないことを表現している。この現実との距離感と相手との距離感が過去形となって表現されているのだ。仮定法過去ではなく、単なる過去形でも</p>
<blockquote>
<p>could you do me a favor ?</p>
<p>can you do me a favor ?</p>
</blockquote>
<p>どちらも文法的には正しいが、Can you で始まるお願いはかなり無理があるだろう。このように単純に過去形にするだけでも丁寧な表現を作ることができる。</p>
<p>丁寧の正反対が命令である。命令の時は原形が用いられる。</p>
<blockquote>
<p>Clear the table.</p>
</blockquote>
<p>命令はまだ行われていない状況を意味する。つまり未来である。未来のことも原形で表現することができる一つの例である。</p>
<p></p>不定詞to do とfrom -ingの違い2020-12-03T01:47:34+00:002024-03-28T20:25:00+00:00Autherhttp://eng-image-learning.com/blog/author/Auther/http://eng-image-learning.com/blog/%E4%B8%8D%E5%AE%9A%E8%A9%9Eto-do-%E3%81%A8from-ing%E3%81%AE%E9%81%95%E3%81%84/<p>動詞によって後の節に不定詞をとるか動名詞をとるか選択基準は一般的に知られていない。こういう場合はすべて記憶せよ、ということになっている。メカニズムの背景を理解しないままの記憶など何の役にも立たない。</p>
<p>この二つの違いを理解するには全く正反対の意味の動詞を見比べてみると理解できる。</p>
<blockquote>
<p></p>
<p>I encouraged my child to study Mathematics.</p>
<p>I discouraged my wife from chaning the job.</p>
<p></p>
</blockquote>
<p>encourage,discourageの意味は正反対だが、肯定、否定の違いであり、その使用法が違うのは不思議だ。</p>
<p>しかし双方の状況を考えれば納得がいく。動詞の原形を用いる意味は「まだ行われていない」ということである。「to」のイメージは何だっただろうか。「ある方向に向かって到着」である。子供が数学の勉強をするという行為はまだ行われていないが、その行為は薦めた(向かわせた)というのが正確なイメージである。</p>
<p>一方で「discourage」のb場合は転職をする準備自体はすでに行われており、その行為をやめさせようとした、である。この場合その行為はまさに今行われていることである。「ing」の意味は途中であり、まさにこの状況をうまく説明できている。</p>
<p></p>
<p>このような微妙なニュアンスを捉えてこそ、英語の上級者としての資格を持てるかどうかの基準となる。</p>
<blockquote>
<ul>
<li>He is going to London <strong>to study</strong> English.</li>
<li>I don’t have time <strong>to sleep</strong>.</li>
<li>Our plan is <strong>to build</strong> a new house.</li>
</ul>
</blockquote>
<p>どれもまだ実現されていない。だからto 不定詞が用いられている。</p>
<p></p>
<p>一方で、ingが用いられる場合は、動詞以下の情報がすでに実現されていることを表す。</p>
<blockquote>
<ul>
<li>I <strong>enjoy listening</strong> to music.←すでに実現している[日常的に音楽を聴いてる]</li>
<li><strong> I finished reading</strong> a book. ←すでに実現している[読んじゃった]</li>
<li>I <strong>stopped watching</strong> TV. ←すでに実現していたことをやめる</li>
</ul>
</blockquote>
<p>discourageの場合fromが用いられるのは、こちらへ引き戻すイメージがあるからである。toが向かわせることに対する反対の意味を表している。</p>
<p></p>
<p>余談だが、不定詞と動詞-ingの違いに言及したリソースはそれなりにあるが、fromを伴った説明をしているサイトや書籍は少数である。to不定詞に対応するのはfromを伴った場合のみである。toはあくまで前置詞であり、それに対応する前置詞はfromなのである。この二つを比較すべきである。</p>
<p>from -ingのバージョンは主に、prevent,keep,stopなどがある。</p>多義語は比喩でつながっている② 動的用法基盤モデル2020-12-02T01:55:54+00:002024-03-28T20:25:52+00:00Autherhttp://eng-image-learning.com/blog/author/Auther/http://eng-image-learning.com/blog/%E5%A4%9A%E7%BE%A9%E8%AA%9E%E3%81%AF%E6%AF%94%E5%96%A9%E3%81%A7%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E2%91%A1-%E5%8B%95%E7%9A%84%E7%94%A8%E6%B3%95%E5%9F%BA%E7%9B%A4%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB/<h3>動的用法基盤モデルで語彙を増やせ</h3>
<p></p>
<p>ラネカーの提唱した動的基盤モデルとは、言語は具体的な言語経験を通して習得される単語や文法パターンは固定されたものではなく、経験する言語現象によって絶えず変化するというものである。この理論が提唱される前まではチョムスキーの生成文法輪という生まれながらに人は共通の文法ルールを持っており、それは普遍なものである、という理論で言語は捉えられていた。</p>
<p>動的用法基盤モデル(以下DUBM:<strong>Dynamic Usage-Based Model</strong>)による言語獲得プロセスは3つの過程を経て達成さるとされている。</p>
<ol>
<li>Entrenchment(定着) 慣習化された具体的な言語表現。(例)<span>犬/猫/鳥</span> Unitと呼ばれる。</li>
<li>Schematization(スキーマ化)言語の複数の使用場面から選択的に抽象化すること (例)<span>動物 <span> </span></span>(スキーマ) ← <span>犬/猫/鳥</span></li>
<li>Extension of Schemas(スキーマの拡大) <span>犬/猫/鳥<span> + 魚 (拡張要因)</span></span> → 動物</li>
</ol>
<p>単語の習得に置き換えたとき、主に1のプロセスで学習を終了しているため、なかなか単語の知識が定着しないということが起きている。では2,3のプロセスを経験するにはどうすれば良いかということになるが、この問題をダイレクトに解決するような書籍なりは存在しない。したがって自らが行う必要がある。例えば英英辞書を使用してコアイメージの確認を行ったりする方法である。私は画像検索により、コアイメージを獲得し、そこから派生する意味を自然に導き出せる動画を作成している。ある意味初めてこの問題に真に向き合った初めての実践的解決法である。DUBMで英語学習する効用を具体例で感じてほしい。</p>
<p></p>
<h3>termのスキーマは「枠、制限」</h3>
<blockquote>
<p>the <u>terms</u> of the contract 契約<u>条件</u></p>
<p>the <u>term</u> of employmen 雇用<u>期間</u>中</p>
<p>spring <u>term</u> 春<u>学期</u></p>
<p>the technical <u>terms</u> 専門<u>用語</u></p>
<p>stay on good <u>terms</u> 良い<u>関係</u></p>
<p>come to <span style="text-decoration: underline;">terms</span> with ~ 妥協する、折り合う 複数形なのは様々条件が重なり会うことを意図している</p>
</blockquote>
<h6><span id="come_to_terms_with">全て枠というスキーマでつながっていることが感じれよう。ある行動の枠が条件であり、時間の枠が期間となったりしている。</span></h6>
<p></p>
<h3>Runのスキーマは「何かが休みなく動く、機能する」</h3>
<blockquote>
<p>run for president: 大統領に「立候補する<br/>running late: 「遅れている」<br/>a run in the nylons/panty hose:パンストの「伝線」<br/>run an article: 記事を「書く」<br/>a runny nose: 鼻水。「鼻」が走るワケではありません 例:I got a runny nose. My nose is running =鼻水が出てる<br/>a beer run: パーティーなどで、ビールを「買い出しに行く」こと<br/>on the run: 何かから「逃げている状態」または「急いでいる」<br/>~ runs in the family: (性格や傾向などを示して)~は我が家の家系<br/>run into ~: ~に「偶然出くわす」「ばったり会う」 </p>
</blockquote>
<p></p>
<h3>Overのスキーマは「あるものを飛び越える」</h3>
<p><img alt="over" height="120" src="http://eng-image-learning.com/static/media/uploads/.thumbnails/over.png/over-229x120.png" width="229"/></p>
<blockquote>
<p>over the fence :フェンスを越えて</p>
<p>the home over the hill:丘の上の家</p>
<p>~ over the years:何年にもわたって</p>
<p>School is over:学校が終わる。学校の時間を超えたところに自分がいるという意味。</p>
<p>the conversation over a cup of coffee. コーヒーを飲みながらの会話</p>
</blockquote>
<p></p>
<p>このように前置詞はかなりスキーマ化された代表的な単語と言える。</p>
<p></p>
<p></p>
<h3>Dueのスキーマは「(何かが)当然あるべき、起こるべき(状態)」</h3>
<p>due tomorrow などdue + 時間で、その時間までにという期限を表現することがおおい。</p>
<p>cancelled due to heavy snow のようにtoを伴うと、「~のために」という訳語をあてられるが、真の意味は大雪という状態を伴って、当然起こることとしてキャンセルされたという意味になる。「to」のスキーマは「ある場所や行為に到達し、そこに対面する」というイメージを持っているため、toを伴い当然起こるべきことの主要因を導いている。</p>
<p></p>
<p></p>
<p></p>
<h3>Leaveのスキーマは「何かを持たないでそのまま去る」</h3>
<blockquote>
<p><img alt="leave" height="181" src="http://eng-image-learning.com/static/media/uploads/.thumbnails/leave01.jpg/leave01-252x181.jpg" width="252"/></p>
<p>使われ方としては、「持たないで」という部分と「去る」という部分のどちらかが前景化され、強調される。</p>
<p>The train has already left. 「去るのイメージの前景化」</p>
<p>I left my bag shool. 「持たないでのイメージ前景化」</p>
</blockquote>
<p></p>
<h3>Chargeのスキーマは「何かを載せて負荷をかける」</h3>
<blockquote>
<p>charge battery:充電する</p>
<p>charged 2000 yen for a bawl of ramen :ラーメンに2000円請求される</p>
<p>charged with shoplift:万引きで告発される</p>
<p><img alt="charge" height="131" src="http://eng-image-learning.com/static/media/uploads/.thumbnails/charge.png/charge-297x131.png" width="297"/></p>
<p></p>
<p></p>
</blockquote>
<p></p>
<p><br/> </p>
<h3>noticeのスキーマは「知らせを知ってから準備期間があり、そのことが起こる一連のプロセスとその内容」</h3>
<blockquote><br/> <br/>
<p>言葉に表すと難しいことでも図を使えば簡単に理解できる。</p>
<p><img alt="notice" height="262" src="http://eng-image-learning.com/static/media/uploads/.thumbnails/notice.png/notice-575x262.png" width="575"/></p>
<p>There was a notice on the calender about due date of the payment. カレンダーに支払期限の知らせがあった。</p>
<p>noticeを「知らせ、アナウンス」という訳語しか知らなければ下記は理解できないだろう。</p>
<p>thee months' notice,for the short notice</p>
<p>これらは時間の流れに焦点が置かれている(アナウンスの内容ではなく)。</p>
<p></p>
</blockquote>
<p></p>
<p>前置詞の場合はすでにうまくイメージされていることが多いので知らない人はぜひ参考にしてほしい。このサイトでは主に上級者用の単語や熟語を扱っていく方針である。</p>
<p></p>多義語は比喩でつながっている① 比喩の種類2020-12-01T22:13:45+00:002024-03-28T20:25:42+00:00Autherhttp://eng-image-learning.com/blog/author/Auther/http://eng-image-learning.com/blog/%E5%A4%9A%E7%BE%A9%E8%AA%9E%E3%81%AF%E6%AF%94%E5%96%A9%E3%81%A7%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B/<p>比喩というと「~みたいな」という使い方で日常使われている。比喩が使われる理由は、別のある概念を既存の概念で連想、想起させるさせる目的で使われる。適当な言葉がない場合や知らない場合、新たな言葉を作るより経済的・効果的にその概念を説明することができる。しかし、文化的な背景に依存した発想が多く、言語が変わるとなかなかその概念を話者と一致させることは困難である。例えば、「stand」。立つ、という意味であるが、I can't stand anymore.で我慢できない、という意味を表すことができる。これは立つ→支える、という意味の広がりからこれ以上支えられないという意味の派生で我慢できないという意味になっている。日本語では「立つ」から「支える」という意味の派生が全く捉えることができない。英語が難しい理由である。比喩はコメディーでも多々使用されるため、いわゆる「笑い」「ジョーク」といったものも理解することが難しい。英語学習とは本来こうした概念理解に努力を割くべきであり、単語を覚えたり文法問題を解いたりすることに労力を使ってはいけない。TOEICを何点取ろうが、こうした学習態度で英語を学び続ける限り生涯英語を実践的に使える知識を身に着けることはできない。</p>
<p>ここで比喩の具体例を見ていこう。</p>
<p>比喩は主に3つに分けられる</p>
<h2>メタファー</h2>
<p>2つの似ているものに対して、あるものを別のもので言い換えるパターン</p>
<p></p>
<blockquote>
<p>動物系:</p>
<p>Pig: 豚⇔食べ方がだらしない人(例)Ken was a pig at dinner.<br/>Snake: 蛇⇔陰険な人(例) How could she marry a snake like that!<br/>Mule: ラバ⇔頑固な人(例)Ken is a mule. I do not think he is gonna change his mind.<br/>Sheep: 羊⇔従順な人(例)I am not a sheep! I will do what I want to do.<br/>Rug rat: こども⇔ちび(例)I will ask my mom to take care of the rug rats.<br/>Dragon: 竜⇔厳しい人(例)My teacher is a dragon.<br/>Swan: 白鳥⇔優美な人(例)She is a swan.<br/>Zoo: 動物園⇔混乱状態(例)The classroom was a zoo.<br/>800-pound gorilla: おおきなゴリラ⇔有力者(例)He is the 800-pound gorilla.<br/>It’s time we acknowledge the elephant in the room. <br/>そろそろ例の問題に向き合わなければいけない<br/>pink elephant(幻覚)<br/>white elephant(厄介物、無用の長物)</p>
<p>身体系:</p>
<p>He is on a trip to heal a broken heart. <br/>彼は傷心旅行中です。</p>
<p>You are such a lazybones. <br/>あなたってほんとに怠け者ね。</p>
<p>Did you get cold feet?<br/>怖気づいたの?</p>
<p>食べ物系:<br/>She is a peach. <br/>彼女は素晴らしい女性だよ。Peachには、素晴らしい人、素敵な人という意味がある</p>
<p>They sold me a lemon. <br/>欠陥品を買わされた!<br/>酸っぱいlemonには悪いニュアンスがあり、欠陥品、役立たずという意味</p>
<p>The top banana in this branch is him. <br/>この支店のリーダーは彼です。<br/>Top bananaは演劇・ショーなどの主役を表し、second bananaは脇役やボケ役</p>
<p>One rotten apple spoils the barrel. <br/>樽の中の一つのリンゴが悪いと、全部ダメになる。</p>
<p>That's the way the cookie crumbles.</p>
<p>しょうがいない。クッキーが簡単に崩れることから。</p>
</blockquote>
<h2>メトニミー</h2>
<p>隣接性・関連性に基づく比喩である。ドラマなどよく見かけるパターンはいつも正しいことしか言わない人に対してMr.justiceなどと陰口をたたくパターンである。多義語では例えば「dishes」。「料理」という意味と「皿」という意味がある。皿というコアの意味に対して、さらに乗っている食べ物、つまり料理という意味が隣接性からもたらされた。それほど研究が進出おらず、一般的な例として挙げられるものがまだ少ない。</p>
<p></p>
<h2>シネクドキ―</h2>
<p>シネクドキ―は歌詞や詩、スラングで用いられるパターンが多い。上位概念で下位概念を示すパターン、その逆の下位概念で上位概念を表すパターン。</p>
<blockquote>
<p>Kleenex = tissues<br/>Hoover = vacuum cleaner 今やdysonの時代なので将来dysonになるかもしれない<br/>plastic = credit card (スラング)<br/>ivories = piano keys (鍵盤が象牙で作られれていたから)<br/>suit = businessman/businesswoman<br/>boots = soldiers<br/>glasses = spectacles</p>
<p></p>
<p></p>
<p></p>
</blockquote>
<p></p>
<p></p>
<p></p>
<p></p>
<p></p>
<p></p>
<p></p>
<p></p>
<p></p>学校文法の弊害 上級者でも知らない基本の基本2020-12-01T05:34:01+00:002024-03-28T22:02:43+00:00Autherhttp://eng-image-learning.com/blog/author/Auther/http://eng-image-learning.com/blog/%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%96%87%E6%B3%95%E3%81%AE%E5%BC%8A%E5%AE%B3-%E4%B8%8A%E7%B4%9A%E8%80%85%E3%81%A7%E3%82%82%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%9F%BA%E6%9C%AC/<h3>anyとsomeの使い分け</h3>
<p>学校文法ではany:否定・疑問文、some:肯定文、ということになっている。こういう無味乾燥なルールを教えらても英語が面白いと感じる生徒はいないだろう。最悪なのはこのわけ方が100%正しいわけではなく、あくまで一般的な話というだけである。</p>
<p>正しいsome と anyの理解は</p>
<blockquote>
<p>some:話者の中で具体的なイメージが存在するが、そこにぼかしがかかっている感じである。要は、すべては当てはまらないという感覚があるということである。</p>
<p>any:someとは逆に具体的なイメージはなく、聞き手は何をイメージしても良いという意味を持っている</p>
<p>(例) Do you have any brothers ? </p>
<p> お兄ちゃんいたっけ?(兄弟の情報を全く知らないという意味を含んでいる)</p>
<p> Do you have some brothers ?</p>
<p> お兄ちゃんいましたよね?(以前兄弟の情報を聞いていたような気がするという意味を含む)</p>
</blockquote>
<p>この微妙なニュアンスを表現するのがsomeとanyの違いであり、決して肯定文、否定文、疑問文というカテゴリに収まるような話ではないのである。</p>
<p></p>
<h3>ever の意味</h3>
<p>多くの人はeverの訳し方に困ったことはないだろうか。「今までに」などと一般的には訳されるが、この理解では当てはまらなパターンに多々遭遇することになる。しかし学校文法では現在完了形でeverは使われないとルール付けされているからだ。しかしこういった使われ方は一般的である。</p>
<blockquote>
<p><span class="bold">This is the greatest film I have ever seen.</span></p>
</blockquote>
<p>学校文法によくある否定文、疑問文では使われるが、肯定文では使われないなどというカテゴライズは無意味である。そのような捉え方ではなく、コアのイメージをしっかり持とう。everのコアイメージは</p>
<blockquote>
<p>at any time (いつのことでもいいんだけど) : 細かい時間を限定しない</p>
</blockquote>
<p>である。このイメージを持てば下記のような文でもスムーズに理解できる。</p>
<blockquote>
<p><span class="bold">If you are ever in Osaka, come and see me. <span>(いつでも)ぜひお立ち寄りください</span></span></p>
<p><span class="bold">If I ever catch you doing something dirty, I’ll slap you. <span>(いつでも)あなたが何か良くないことをしているのをみかけたら</span></span></p>
<p><span class="bold">Things are better than ever. (どの時点より)状況は好転している</span></p>
<p><span class="bold">We both liked the idea and have been working on it ever since. <span>(それ以来)ずっと取り組んでいる</span></span></p>
</blockquote>
<h3><span class="bold"><span>Yes/No <span class="bold"><span></span></span></span></span></h3>
<p>もっとも初期に習う単語である。そしてこの時から英語の理解がずれているのである。恐ろしい。英語においてYes/Noとは単なるマーカーであり、次に続く語が否定か肯定かを知らせる符号なのである。否定疑問文の受け答えでしばしば日本人を惑わすことになるが、要はこれが理由だったのだ。日本語のハイ、イイエはそれ自体に肯定、否定の意味を持っている。しかし英語にこの意味は含まれていない。したがって、Yesの場合は肯定文が、Noの場合は否定文が続くのである。</p>
<p></p>学校文法の弊害 SVOC・SVOO再考2020-12-01T04:22:19+00:002024-03-28T21:53:58+00:00Autherhttp://eng-image-learning.com/blog/author/Auther/http://eng-image-learning.com/blog/%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%96%87%E6%B3%95%E3%81%AE%E5%BC%8A%E5%AE%B3-svocsvoo%E5%86%8D%E8%80%83/<p>改めてSVOOとSVOCの学校的説明を見てみた。</p>
<blockquote>
<p>SVOO の場合 2つのOは両方共に名詞(もしくは名詞の役割を果たす部分)でなければならない<br/> SVOC の場合、Oは名詞で、Cは名詞か形容詞でなければならない</p>
<p>S V O1 O2 ならば O1 ≠ O2 になる</p>
<p>S V O C ならば O=C になる</p>
</blockquote>
<div></div>
<div></div>
<p>ややこしい。仮にカテゴライズできたとして、意味の把握に役に立つとは思えない。</p>
<p></p>
<p>気にすることは一つだけでいい。</p>
<p>動詞の後に並列された要素は</p>
<ol>
<li>
<blockquote>X be Y</blockquote>
</li>
<li>
<blockquote>X have Y</blockquote>
</li>
</ol>
<p>のどちらかの関係を持つ。これだけ知っておけば要素が並列された時の意味の取り方に役に立つ。</p>
<p></p>
<table width="687">
<tbody>
<tr>
<td width="413">The teacher asked me a difficult question.</td>
<td width="72">→</td>
<td width="202">I have a difficult question.</td>
</tr>
<tr>
<td>He opend me a beer.</td>
<td>→</td>
<td>I have beer.</td>
</tr>
<tr>
<td>Mr. Brown made his students read the book written in French.</td>
<td>→</td>
<td>The book is French</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p><span></span></p>
<p><span>SVOCだろうが、SVOOだろうが、使役動詞だろうが関係ない。この関係さえ知っていれば意味は取れる。</span></p>
<p><span>一方、これを知っていれば英語表現における不自然さもの感じることができる。</span></p>
<table width="687">
<tbody>
<tr>
<td width="413">He opend me the door.</td>
<td width="72">→</td>
<td width="202">✖</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p></p>
<p>この場合、私はドアを所有することはできないし、また自分がドアであるわけがない。そうすればこの文が不自然であることがわかる。この意識こそが英語理解の礎となる。</p>
<p></p>
<p></p>学校文法の弊害 動詞+ing再考2020-12-01T01:12:44+00:002024-03-29T11:03:05+00:00Autherhttp://eng-image-learning.com/blog/author/Auther/http://eng-image-learning.com/blog/%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%96%87%E6%B3%95%E3%81%AE%E5%BC%8A%E5%AE%B3/<p>学校英文法の真の目的はテストとして成立させるためのルールを作っているに過ぎない。文法をマスターすれば確かに<strong>文法的に</strong>間違いはないかもしれない。ただ、なぜそういう表現になるのかということを真に理解しない限り使いこなすことはできないだろう。使いこなすとは主に英語の理解の助けになるということである。</p>
<p>例えば、ingを使い用法に下記のものがあると教えられる。</p>
<blockquote>
<p>現在進行形</p>
<p>動名詞</p>
<p>分詞の形容詞的用法</p>
<p>spend + 時間 +ing</p>
<p>分詞構文</p>
</blockquote>
<p>これらを知り、理解することが英文を読んだり、話したりすることに意味があるかと言えば、まったくない。どれもingのコアのイメージ「途中」というイメージを持っていれば理解可能である。このコアイメージはそのままで、文脈により品詞が変わっているに過ぎない。実際、異なる使用法自体は一切意識する必要はないし、脊髄反射できればそれが一番良い。</p>
<p>一方で学校文法の教え方はどうであろうか。</p>
<p></p>
<blockquote>
<p>・現在進行形:現在、動作をしている途中だということを表す。【意味】 <span class="bld">∼している、∼しているところだ</span></p>
<p><span class="big bld blk">・動名詞:動詞のing形で「∼すること」を表す</span></p>
<p><span class="big bld blk">・分詞の形容詞的用法:分詞が<span class="red">名詞を修飾</span>する用法を分詞の形容詞的用法という。 </span></p>
<p><span class="big bld blk">(1) I know the <strong>running</strong> girl. <span class="mg1">私は走っているその少女を知っている。</span><br/> (2) I know the girl <strong>running over there</strong>. <span class="mg1">私は向こうを走っているその少女を</span> <span class="mg02">知っている。</span></span></p>
<p><span class="big bld blk">・spend + 時間 +ing系 </span></p>
<p><span class="big bld blk"><strong>anticipate O doing</strong>(…が~することを予期する) / <strong>cannot bear O doing</strong>(…が~することに耐えられない) / <strong>hate O doing</strong>(…(人)が~することを嫌う) / <strong>will not have O doing</strong>(…に~させない) / <strong>imagine O doing</strong>(…(人)が~するのを想像する) / <strong>not mind O doiing</strong>(…(人)が~するのを気にしない) / <strong>put up with O doing</strong>(…が~するのを我慢する) / <strong>recall O doing</strong>(…(人)が~したことを思い出す) / <strong>remember O doing</strong>(…(人)が~したことを覚えている) / <strong>can see O doing</strong>(…が~しているのを見る/…が~しそうだと思う) / <strong>cannot stand O doing</strong>(…が~することを我慢できない) / <strong>tolerate O doing</strong>(…(人)が~するのを許す) / <strong>not want O doing</strong>(…に~して欲しくない)</span></p>
<p><span class="big bld blk">・分詞構文 <span class="marker-under">「-ing から始まる句」と「主節」という組み合わせ</span>からなる英文を<span class="marker-under">分詞構文</span>と呼び、その意味は「~して、…」などと訳されます。</span></p>
<p><span class="big bld blk">分詞構文は主に「<span class="marker-under">時</span>」「<span class="marker-under">理由</span>」「<span class="marker-under">結果</span>」を表します。他にも「譲歩」「条件」を表します</span></p>
</blockquote>
<p>こういった一般的な教え方をするわけだが、このような場合分けが必要だとは思わない。「途中」というコアイメージを持ち、それぞれ形容詞的、名詞的、文として使われる場合があると知っていれば十分である。分詞構文などという高尚な名前が付き、いろいろな理由や結果を表すとあるが、それはそうだろう。一つの文として成立しているわけで、文になれば後に続く分との関係性が出てくる。その関係性は自然とイメージの中に浮かぶはずで、前もって理由や譲歩がくる、などと教えられる必要はないのだ。</p>
<blockquote>
<p>Having nothing to do, I went to bed early.</p>
</blockquote>
<p>この説明として、「やることがなかったので、私は早めに寝た」、この場合は理由を表していると説明があった。そうではなく、まずイメージすることはやることがないというその状況の認知である。その状況が前景化されているのだ。理由を表すなどどうでもよい。退屈な時に、必ず寝る人もいるだろう。その場合は「時」、でもあるし、「結果」にもなりうる。このあたりを無駄に説明して理解を妨げさせるものが学校文法である。こうした間違った教えをまずはぬぐい取らなければ上級者にはなれない。</p>
<p></p>
<p></p>
<p></p>日本語と英語の違い2020-11-30T22:10:54+00:002024-03-28T23:12:27+00:00Autherhttp://eng-image-learning.com/blog/author/Auther/http://eng-image-learning.com/blog/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E3%81%A8%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E3%81%AE%E9%81%95%E3%81%84/<h1>①焦点を当てる場所が違う</h1>
<p>ここはどこですか? / Where am I ?</p>
<p>どちらも同じ意味である。ただしどのに焦点を当てているかが日本語と英語では異なっている。日本語では場所に焦点が当たっているのに対し、英語では自分の存在に焦点が当たっている。</p>
<p>車間距離を保つ / Don't tailgate.</p>
<p>Don't tailgateの意味はぴったりとくっついて運転するなである。つまり英語では先行車両の最後尾に焦点が当たっているのに対し、日本語では前の車と自分の車との間の間隔に焦点が当たっている。</p>
<p>このように同じ意味を表わす場合でも、どこに焦点を当てるかで表現方法に違いが出てくる。これはもう慣れるしかない。直訳では不自然さが常に付きまとうのはこういった理由がある。</p>
<p></p>
<p></p>
<h1>②英語と日本語では単語の意味の範囲が異なる</h1>
<p>take care of = 「世話をする」と中学時代に覚えさせられたはずである。これだと子どもの世話をするという場合しか使えない。しかし英語ではもっと広範囲に使用される熟語である。この仕事しといて、支払はまかせて、ちょっとこの荷物みててくれる?、こういった場面でしばしば使用されるのがtake care ofである。元々のコアイメージは<strong>責任をもって何かに対処すること</strong>である。こうしたコアイメージを無視して、派生した意味を羅列的に覚えるという無味乾燥な教育を行っているのが日本の英語教育である。この一つをとっても日本の英語教育下に置かれることがいかに害悪かお分かりいただけるだろう。英英辞典を使う利点はここにあってコアのイメージを提供してくれることにある。ただ、それを読み、理解するのはかなり骨が折れる。そこで作ったのが当サービスである。こちらでコアのイメージをまず定着させ、そこから出会うごとにその単語の意味の広がりを経験して行くのである。この方法でしかボキャビルは不可能である。</p>
<p></p>
<p></p>実用的な翻訳はディープラーニングでは不可能 ~英語力はこれからもっと重要になる理由2020-11-26T06:30:03+00:002024-03-28T20:26:30+00:00Autherhttp://eng-image-learning.com/blog/author/Auther/http://eng-image-learning.com/blog/%E5%AE%9F%E7%94%A8%E7%9A%84%E3%81%AA%E7%BF%BB%E8%A8%B3%E3%81%AF%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%A7%E3%81%AF%E7%84%A1%E7%90%86-%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E5%8A%9B%E3%81%AF%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%82%E3%81%A3%E3%81%A8%E9%87%8D%E8%A6%81%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E7%90%86%E7%94%B1/<p>言語と言語の架け橋となるTRANSLATIONは人によっては簡単に思えるかもしれない。</p>
<p>言葉と言葉を英和辞典なり和英辞典のようにワードを変換すればよいだけだ。言葉と言葉のつながりは文法というルールがあれば鬼に金棒。</p>
<p>そういう浅い考えでいわゆる自然言語処理という分野は発展してきたし、また英語における語学教育も行われてきた。</p>
<p></p>
<p>しかし、実際のところ、どちらも中途半端なままそのPROGRESS(進歩)は止まっている。いくら勉強してもTOEIC800点超えれない。不自然なGOOGLE翻訳。専門的なものでもほとんど意味が分からない。メザニンのデプロイをやるうえでググってみたが、そのまま英語で出してくれればいいのに、機械翻訳されたものが出てきて肝心の原文がどこにあるのか見当たらないということが多々あった。一応読んでみるが、何が書かれているのかさっぱり。英語できない人は大変だなーと密かに感じた。やはり専門的になればなるほど日本語でのリソースは著しく減ってくるため、海外のリソースに頼るほかない。中国語でも出てくる時があるが、これはお手上げ。ただ翻訳はまだましだから一応訳されたものが参考になることがある。</p>
<p></p>
<p>知識というものは多くの人が使っている言語でこそ知識が蓄積していくものであり、人口が少ないとリソースがどんどん減ってくる。GOOGLEで収益化しようと思えばアクセス数を伸ばす必要があり、誰もが困りそうなことは多くの人がサイトにその解決法を提示しているが、検索数が少ないような専門的なことは誰も書いてくれない。書いてあってもかなり情報として不足していたり、もはや通用しないほど情報が古かったりする。人口がマイナス成長に入り、その加速度がますます増えていく状況の日本では、情報ソースが日本しかないというのは自らの成長を狭めることとなるであろう。</p>
<p></p>
<p>一方、翻訳に関してもディープラーニングという方法に頼る限りその精度はすでに限界を迎えている。そもそも言語とは今は話されていたり、書かれていたりする情報だけで成り立っているわけではなく、個人的なコミュニケーションであれば個人間の言葉に出ていない前提があったり、マス的なコミュニケーションでも文化的な見えない情報が前提情報として含まれたりする。こういうインビジブルな情報はディープラーニングという方法に頼った自然言語処理では処理する方法がない。所詮は関数でしかないのだ。</p>
<p></p>
<p>こういった状況を鑑みると、外国語、とくに英語の習得は将来にとってマストであり、日本語しか話せないのは、自分を鎖国して田舎の限られたスペースでしか動けない状況に追い込むことになる。人は見えない情報をうまく挟んで理解の助けになるように反射的に物事を理解する能力は備わっている。それならばあとは正しい語学教育を受ければそれなりの語学力は養えるはずである。正しい語学教育。ただし、これは多分将来においても実践されることはない。なぜなら語学により格差を生むことができる。上級国民は金の力で留学させることができる。貧乏人には無理である。私の世代でも知り合いの留学生に多くの有名人の子弟が含まれていた。上級国民にとって正しい英語教育がなされ、多くの日本人に英語能力が備わると困るのだ。彼らが有能であるという証明が成り立たなくなってしまう。</p>
<p>一人一人が学校ではなく、自分から知識を学び取り、英語だけでなく数学、国語、物理などで圧倒的に優位に立てる人が一人でも多く生まれてくることを切に願う。</p>画像で言葉を捉える難しさ2020-11-24T01:25:34+00:002024-03-29T03:41:05+00:00Autherhttp://eng-image-learning.com/blog/author/Auther/http://eng-image-learning.com/blog/%E7%94%BB%E5%83%8F%E3%81%A7%E8%A8%80%E8%91%89%E3%82%92%E6%8D%89%E3%81%88%E3%82%8B%E9%9B%A3%E3%81%97%E3%81%95/<p>画像検索による単語を記憶するという方法について実践してきたが、いくつか難しい点があったため、共有したい。</p>
<p></p>
<p>最も難しいのは抽象的な言葉をいかにしてシンプルな画像として発見できるかであった。結論から言うと、抽象的な言語は基本的には画像化できない。そのため抽象的な単語を具体的なイメージに落とし込んでその具体的なイメージでわかりやす画像をピックアップするという方法をとっていた。</p>
<p></p>
<p><img alt="イメージ" height="369" src="http://eng-image-learning.com/static/media/uploads/.thumbnails/abstract.png/abstract-578x369.png" width="578"/></p>
<p>しかし、その具体化されたイメージは人それぞれであるため、なぜその画像が使われているのか理解できない場合も多いと思う。また、具体的なイメージを提示すると必ず、何らかの別要素が入り込んでしまう。例えば、「無」というものを画像で表現しようとすると、それは白か黒かの一色だけの画像になることが多いと思うが、無が塗りつぶされた一色の絵の画像ではないことは明らかだ。数字についても同じで3や4を物で表せばその物が自動的に関係してしまう。数字は数字でしかなく、何か物体が絡むことは本来の意味を歪めてしまう。</p>
<p></p>
<p>このように考えると、言葉を画像だけで単語を理解するのは大変難しい。このことははっきりわきまえたほうが良いだろう。</p>
<p></p>
<p>ではどうすれば画像検索による英語学習の効率を向上させるか。それはコアのイメージをまず理解するということが重要ではあるまいか。このコアのイメージが違うために単語を覚えても実際に使用できなかったり、理解が不安定になり、リスニングやリーディングができない。英語を学習すれば幾度となく出くわす単語でも、出会うごとに意味が異なっていると認識されれば、なかなかその単語を覚えることができない。しかしコアのイメージをはっきりさせておけば、その意味を手掛かりにしてその単語が使われるパターンを認識できる。こうして単語の運用能力が高まるのであろう。</p>
<p></p>
<p>そうであるならば、まず、ネイティブがイメージするコアのイメージを画像として提供しよう。コアの安定した意味を捉えることでまた違った場面で出くわしたときに何らかの理解の手掛かりになろう。そういったコンセプトで画像検索学習動画をこれからは作っていくことにする。</p>
<p></p>
<p>同じことはランニングにも言える。腰高で、フォアフットで、前傾で、というように数限りなくその動作についていくつもの方法論が提示されている。その方法を毎日動画で紹介したりするYutuberがいたり、本で何ページにもわたって走り方について詳細に書かれていたりする。しかしそれらをすべて覚えて一度に実践しようということは不可能である。それよりもまずコアになる動作を覚えたほうが良い。そのコアの動作のみを気にしてトレーニングをすれば自然と正しい走り方は導き出される。ランニングの場合のコア動作はしっかりと反発をとらえるということである。反発を捉えるための走りを考えれば自然と腰高になり、フォアフットで走ることになる。このようにまず一つだけどうしたいかのイメージを持てば、枝葉の方法は勝手についてくる。凡人が一定レベルを突き抜けようと考えるのであれば、このコアのイメージ(基礎)をたたきこんでどのようにそれが使われるかは実践で試していく方法がベストである。</p>
<p></p>
<p></p>
<p></p>英語力を伸ばしたければ洗脳を解け2020-10-13T05:00:50+00:002024-03-28T20:28:33+00:00Autherhttp://eng-image-learning.com/blog/author/Auther/http://eng-image-learning.com/blog/%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E5%8A%9B%E3%82%92%E4%BC%B8%E3%81%B0%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%91%E3%82%8C%E3%81%B0%E6%B4%97%E8%84%B3%E3%82%92%E8%A7%A3%E3%81%91/<p>これまで私が書いてきたコラムを見ると、なかなかエッジの効いたことを言っているなと思った。そして大概の一見さんは逃げていくだろうと思う。まあ、それは構わない。真実に気が付いたものだけが救われればいい。気づかなければ実力は停滞し、不名誉な撤退へと追い込まれるだけの話である。それによって大きな不幸に見舞われることもないだろう。ただ、やはり真実に気が付いた英語学習者は何とか救いたいし、私の屍を乗り越えて人生を切り開いてほしいと思う。ではどうすれば真実の英語学習にたどり着くことができるのだろうか。それは現在教えられている英語学習の方法をすべて否定することから始められるべきである。</p>
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<p>文法。例えば現在完了形。普通はこのように教えられる。</p>
<blockquote>
<p><span class="bold">①経験用法:ある行為を経験したことを表わす。I <u>have been</u> to America twice.</span></p>
<p><span class="bold">②継続用法:ある行為を続けていることを表わす。I <u>have studied</u> English for three years.</span></p>
<p><span class="bold">③完了用法:ある行為が終わっていることを表わす。I <u>have</u> already <u>finished</u> my homework.</span></p>
</blockquote>
<p><span class="bold">正直、中学当時なかなか理解できなかったし、それはかなり勉強した後もなかなか理解できなかった概念だった。実際みなさんもそうではないだろうか。これは継続している状態か、それとも終わっているのか?なんて考えると日が暮れてしまう。ほんとなんて無駄な努力と時間であったか。</span></p>
<p><span class="bold"></span></p>
<p><span class="bold">素直に捉えよう。haveはそのままの意味で、持っている・続いているという状態と考えよう。どういう状態かは後ろの動詞で説明される。①はアメリカという場所にいるという状態を2回持った、②は英語を勉強したという状態を持った、③は宿題を終えたという状態を持ったということである。そしてそれが全てであり、これが頭の中でイメージできればそれでOKなのである。経験用法、これは継続用法などと考えること自体無意味というほかない。文法は日本語であれ、英語であれsubconcious(無意識)なものであり、どの用法かを考えさせる意味などまったくナンセンスなのだ。ちなみに用法などと言っているが、実は後ろについている前置詞がマーカーであり、①の場合、toが物と物がくっついているイメージなので、すでに二回アメリカにくっついた状態がある、つまり行ったという意味になる。②はforがマーカーになっており、forはもともとある方向に向ける意味でまだ離れている状態を表している。look for (探す)とはまさにこのことで、目をある方向に向けるという意味で、対象物はまだそこにあるかは不明である。ここでは for three years 3年間という意味だが、3年間に向かっている(厳密には3年たっていない)。反対に③は動詞が終えているという状態を持っているので、これ以上続けることはないという意味を発生させている。つまり現在完了形に3つの用法があるわけではなく、後に続く動詞や前置詞の意味から勝手に経験や継続などの用法になっているのである。現在完了形とは動詞の状態を保持しているという意味にすぎない。あえて言うなら経験としての意味合いだろうし、この意味だけ知っておけば良い。あとは動詞や前置詞をイメージで捉えることができていれば現在完了という表現のイメージがvividに浮かんでくる。</span></p>
<p><span class="bold"></span></p>
<p><span class="bold">このように、今の英語の教えられ方は全く人工的でわかりにくく、はっきり言って何の価値も見いだせない、ただの学者の戯言(たわごと)である。英語のテストのためだけに作られた無用の産物である。どういうイメージでしょう、とは問題には出せないが、どの用法でしょう、であれば白黒のついた答えがある。そうすればテストは作りやすい。とはいえ、である。多くの人は出自のハッキリしたみんなが信頼できるものを信頼することしかできない人がこの世の大半を占めている。こうした人は、権力がこうだということに対して疑問を持たない。こうして人は平凡になり、ただの家畜としての意味合いの人生しか生きられなくなる。</span></p>
<p><span class="bold"></span></p>
<p><span class="bold">まずはこれまでの英語のロジックをすべて否定し、構築し直す必要がある。そうしなければいつまでたっても正当な英語の理解ができないまま時間が過ぎ去っていく。洗脳を解くのだ。英語はこうして学ぶというこれまで教わってきたすべてのやり方を。そしてなぜそれをやるのか、どういう効果があるのかしっかりとわきまえてからもう一度トレーニングを始めよう。</span></p>
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<p><span class="bold"></span></p>英単語の意味を深く理解する2020-09-11T01:38:39+00:002024-03-28T02:44:57+00:00Autherhttp://eng-image-learning.com/blog/author/Auther/http://eng-image-learning.com/blog/deep_meaning/<h2>mesmerizing</h2>
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<h3 class="pos" id="wordnet-pos-74277"><small>形容詞</small></h3>
</section>
<section>
<p class="wordnet-translations"><span>魅惑的な</span> <span>うっとりさせる</span></p>
attracting and holding interest as if by a spell. </section>
<section>(魔法にかかったように興味をひきつけ、持ち続ける)</section>
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<p></p>
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<blockquote>
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<p>mesmerizingという単語の意味で辞書を引いて得られる情報はここまでです。納得はできます。そういうものかと。では、そこに何があるのかというと、それは無の境地、無関心です。英単語を日本語という媒体装置を通したために、単語の持つ生き生きとしたイメージは徹底的に破壊されます。そして英語学習という知的作業も単純な事務作業へと変わり、苦行のプロセスとなります。イメージで単語を覚えていくには、日本語訳はひとまずきっかけと考えてください。対応する日本語を覚えたとしてもその時点の英単語の理解度はせいぜい30%です。</p>
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</blockquote>
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それではmesmerizingという画像を見ていきましょう。まずはmesmerizing以外の何の情報もない場合、ネイティブはこのようなものを連想するようです。</section>
</blockquote>
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<section><img alt="" height="183" src="http://eng-image-learning.com/static/media/uploads/.thumbnails/mesmerizing1.jpg/mesmerizing1-275x183.jpg" width="275"/> <img alt="" height="184" src="http://127.0.0.1:8000/static/media/uploads/mesmerizing2.jpg" width="246"/> </section>
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<section>無秩序→秩序を表しているようなイメージでしょうか。感情的には確かにハッとするようなインパクトがあるように思えます。</section>
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<p></p>
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<section>このイメージに具体的な意味として自然の造形美が加わるとこのような自然現象が当てはまるようです。</section>
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<section><img alt="" height="193" src="http://eng-image-learning.com/static/media/uploads/.thumbnails/mesmerizing_painting.jpg/mesmerizing_painting-261x193.jpg" width="261"/></section>
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<section><img alt="" height="174" src="http://eng-image-learning.com/static/media/uploads/.thumbnails/mesmerizing_sea.jpg/mesmerizing_sea-261x174.jpg" width="261"/></section>
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<section><img alt="" height="146" src="http://eng-image-learning.com/static/media/uploads/.thumbnails/mesmerizing_geo2.jpg/mesmerizing_geo2-261x146.jpg" width="261"/></section>
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<section><img alt="" height="174" src="http://127.0.0.1:8000/static/media/uploads/mesmerizing_geo.jpg" width="262"/></section>
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<section>どれも自然の雄大さを感じながら、ある種の孤独感を伴ったようなものでしょうか。全体的に夕方の薄暗い感じがあります。</section>
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<section>また、どこか懐かしい感情が含まれていても良いようです。</section>
</blockquote>
<section><img alt="" height="392" src="http://eng-image-learning.com/static/media/uploads/.thumbnails/mesmerizing_town.jpg/mesmerizing_town-261x392.jpg" width="261"/></section>
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<section></section>
<section>一方で、対象として自然の造形だけではなく、建物でも使われます。</section>
</blockquote>
<section><img alt="" height="251" src="http://eng-image-learning.com/static/media/uploads/.thumbnails/mesmerizing_building.jpg/mesmerizing_building-257x251.jpg" width="257"/></section>
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<section>比較的大きなものが対象になりそうですが、必ずしもそうとは言えず、</section>
</blockquote>
<section></section>
<section><img alt="" height="199" src="http://eng-image-learning.com/static/media/uploads/.thumbnails/mesmerizing_clock.jpg/mesmerizing_clock-340x199.jpg" width="340"/></section>
<blockquote>
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<section>このようなアンティーク時計でも可能で、</section>
</blockquote>
<section></section>
<section><img alt="" height="250" src="http://eng-image-learning.com/static/media/uploads/.thumbnails/mesmerizing_home.jpg/mesmerizing_home-334x250.jpg" width="334"/></section>
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<section>広くて、先進的な家でも使われるようです。</section>
</blockquote>
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<section>また、組織性の高い、かつ芸術的なパフォーマンスの場合、mesmerizingが適切なようです。</section>
</blockquote>
<section></section>
<section><img alt="" height="178" src="http://eng-image-learning.com/static/media/uploads/.thumbnails/mesmerizing_performance.jpg/mesmerizing_performance-333x178.jpg" width="333"/></section>
<section></section>
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<section>音楽でもクラシックのような格調性の高さを表現するときしばしば使われるようです。</section>
</blockquote>
<section></section>
<section><img alt="" height="167" src="http://eng-image-learning.com/static/media/uploads/.thumbnails/mesmerizing_music.jpg/mesmerizing_music-334x167.jpg" width="334"/></section>
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<section></section>
</blockquote>
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<section>どうでしょうか。もうmesmerizing覚えましたか?それよりもどこかで使ってみたくなりませんか、この単語を。きれいだ、美しいという表現しかない(探せばあるのでしょうが)日本語という言語で考えるのではなく、状況や意味を的確に一語で表現できるように設計された言語が英語であり、このコンセプトを理解せず英語学習を続けることはナンセンスです。</section>
</blockquote>
<section></section>
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<section>英単語の意味を正確に理解し、英語の表現力の豊かさを感じることができれば英語学習のプロセス自体に大きな意義を見出すことができ、学習が楽しい知的作業となります。そしてそれはあなたのライフワークとして人生に大きな実りをもたらすでしょう。</section>
</blockquote>
<section></section>
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<section></section>
</section>
<section></section>