転職時の自己アピール方法

投稿者: Auther | 3 年 前 |

育休取得も早、9カ月ほどが経ち、かなり成長することができた。今まで欲しいと感じていた知識や経験がすでに手元にあり、やりたいことは大概自作できるまでになった(WEB限定の話)。なりたい自分になることがようやくでき、自信もついたことでこれを機に転職しようと思う。

昨日、面接を久しぶりに受けてみたが、いつもなら緊張するところ、今は全く動じない自分がいることに気が付いた。他人にどう思われたところで自分の技術や経験がなくなるわけではなく、不採用の通知が来たところで「ああ、この人は理解できなかったんだな」「レベルが低いな」としか思わなかった。反省などする必要はなく、すべて相手が悪いと結論付けることができるようになった。また、入れたところでどのような扱いをされるか分かったものではないので、その意味で行かなくて正解ということもかなりの確率であると思っているし、その意味では逆にありがたい通知だと感じている。受かってもいいし、すべってもいい。ようはどうでもいいのだ。ただ自分のやりたいことをやらせてくれる会社を探し、行くだけの話。これが達観した技術者のあるべき姿なのだと思う。

とはいえ、自分を表現するときにある程度決まったことを言うほうが、考えがまとまっていてクレバーにみられることもあるので、言いたいことを、伝えたいことを前もって決めていく必要もあるのかと感じた。そこでブログを通じて言いたいことをいったんまとめてみようと思う。個人的にはこれだけ失敗しました。だから自分はこれだけ成長しました、と言いたいところだが、日本の企業様は中小含めて失敗ということに慣れておらず、失敗は傷物として扱われる場合がある。なので傷をあまりハードな状態で見せない工夫も必要だと感じる。まあ、一般の方はそんな必要もないのだろうが。むしろどう自分を大きくみせようか、そのようなことが悩みの人が多いだろう。そういった方の参考にはならないので悪しからず。

自分だけができる希少価値のある仕事について

データサイエンスという職業が確立し、文系ではありつつ確率統計を中心に勉強していたことが実践できる場が創造され、これ自体は大変ラッキーだった。とはいえ、この職業を一般的に志す人たちは主に理系分野でもゴリゴリの方が多く、プログラミング・数学といった部分で大きく引けを取ることは残念ながら事実である。それでもこの職業に自分が果たせる部分が多大にある。それは技術的な側面でのカバーできる範囲の広さと営業力だと思う。

データサイエンスの分野で言えば、統計・時系列を大学院時代にみっちり叩き込んだ。ベイズ理論もビジネスに応用可能が高いと感じ、勉強を継続して行ってきた。機械学習に関してはそれほど力は入れなかったが、理由は前処理してライブラリにデータを突っ込めは作業自体は終了だと思ったからだ。機械学習の場合、アウトプットが何かを理解する必要はあまりなく、また今後クラウドの発展と共にライブラリが充実することは予測され、それをどう使うかが重要だと感じたから、理論そのものを完全に理解しようとは思わなかった。

一方で営業力はゴリゴリの数学系データサイエンティストが最も苦手とする分野だと感じたから。彼らの中には「客前で話すことも厭わない」という人も普通にいると思う。また決して下手というわけではないであろう。ただどれだけ相手の力量や理解度を把握して話しているだろうか。理論習得しただけでは業界に通じた知識も希薄であろう。私は若いころにシステムを使う側の人間として何年も働いていたので、一般的な人がどういったところに食いつく、つまり彼らが面白いと思うことにセンシティブ(客観的になれる)だし、金融、広告、広告を通じてアパレル、不動産、人材といった業界に詳しくなることができた。こういったことは営業に大変に有利である。業界に通じていないと、第三者的な立場になった時、ほぼ孤立する。また、先方がこちらに期待していることはシステム作成ではなく、実際はアイデアそのものである場合が多々ある。その場合、業界を知っていなければそもその良いアイデアなど出るはずがない。

一方でそうあれば営業部員を雇えば良いという話になるがそれはそれでまた問題がある。彼らは知識を創造できないのだ。過去こういったことをやりました、はいデータをもらいました、のようなな上辺だけでしか語ることができない。データ分析を行っても自分でやっていないので、結局データサイエンティストを連れてくるしかない。これではただのコストになるだけである。私の場合、高単価の案件であればPOC(Proof of Concept)までは独力で行うことができるし、小規模案件なら自力で自走可能だ。できる範囲が多いのでコミュニケーションコストは最小で、さらに小規模案件なら爆速で作ることができる。自走することでスキルは自動的に向上していく。

次の面接ではこのようなことを言ってみようと思う。どういう反応が得られるか。今から楽しみである。

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