こちらの書籍を読了した。感じたことは著者の走り方を実践するのであれば、キロ3分半ぐらいで走るという確固たる決意とすでにキロ4分程度を楽に走るだけの走力を備えている必要があるということである。そのためには臀部を最大限活用した走法を実践している必要がある。大腿とふくらはぎで走っているランナーは手を出しても何の参考にもならないだろう。
一方すでにある程度の走力を備えた人でもこの方法を理解して実践するのは難しいと思う。なぜなら情報量が多すぎてそんなに多くの事柄を気にしながら走ることはできないからだ。物事を体得するにはコアになる部分のみ意識してそれ以外は自然に身につくという方法をとることが上達には一番早道だ。そこでこの本に書かれてて参考になった、すでに実践していたがそういう理由があったのか、という部分を抜き出して記載しておく。
このように参考になる部分がたくさんあったが、細かい情報が多く、自分が普段考えていたことが間違いではなかったんだ、という再確認として読むのが一番ためになると思う。反発、臀部を走る走り方をしたければまず、その部分を鍛えなければ決して使えるようにはならない。したがって多くのランナーにとっては意味のない情報となり、頭でっかちのランナーさんがまた量産されるのではという危惧を抱いた。
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