極めるとはどういうことでしょうか。TOEICで満点?映画がわかる?その定義は様々で人により変わってくるため、私の場合をまず、論じてみたいと思います。
ネイティブとの会話で自分にインテリジェントがあることを一瞬で悟らせる的確な言い回しと語彙選択ができ、相手に理解するための負荷をかけない
多分これができれば相当の英語力を持っていると思います。例えば就職面接でも面接官を虜にすることができるでしょうし、働いていても高いリスペクトをもって接してもらえるのでかなり居心地いい職場環境が手に入るでしょう。英語は度胸で...なんてことを唄う書籍もあったような気がしますが、全く正反対の考え方です。アホだと思われればそれでゲームオーバーです。もちろん文章でも同じような効果を持たせる能力が必要です。読解、リスニングはできて当然なのです。そのインプットに対して、どのようなリスポンスができるか、それが全てといって過言ありません。ここまでの素養を満たすには相当の研鑽を積む必要があり、日本国内でこの能力を持つことはほぼ不可能です。私は2人の子供がいますが、どうすればこのようなレベルまで到達させることができるか日々思案しています。そして絶対に留学、しかも若年からの留学経験は必要不可欠という結論に達しています。しかしそう考えれば、今からどうすれば良いかは自ずと正解が見えてきます。
4歳まで
特に何もせず。
4歳~6歳
プリスクールなどで英語に慣れさせる。別の言語があるということを認識させ、話せたらなんか楽しそうだという感覚を染み込ませる。
6歳~8歳
文法・単語をひたすら覚えてもらう。そして音読。単語はこの自前の教材が役に立つだろう。文法は一般的な参考書は使わず、英語における時制の役割を教え、日本語にはない感覚をしっかりと自分の言葉と図で説明できるようにする。覚えたことを実践できるようなキャンプタイプの英語スクールに短期で通わせる。また、語学は勉強すればわかるようになるという成長の楽しさを実感させる。英検なら2級ぐらいは取りたい。ただしそのための勉強はさせない。点数を取ることに意義を見出さない。
9歳~12歳
非常に難しい時期だと思う。ある程度のレベルに達したのであれば、英語の原文を丸暗記するような方法しかインプットの学習は効果がないと思うが、なかなかモチベーションがないとつらい作業と思う。留学するための基礎力はすでについているのであれば、あえて無理せずこの期間を英語学習だけにさらすのではなく、数学や理科の面白さに気づくような勉強にシフトさせた方が良いのではないかと思う。また、海外の学校の遠隔教育・通信教育というものがあるのであれば、そちらをメインの学習形態に変える方針。正直、義務教育はいらないと自分は思っているので、子供がしっかりと自習できる力があり、自ら無駄と言い切るのであれば、学校に行く必要はないと思う(親は子供に教育の機会を与える義務があるのであって、子供が義務教育を受ける義務はない)。いわゆるお受験、進学校など一切興味なし。開成に行かせてあげると言われても拒否します。もちろん子供が行きたいならどうぞですが。また、この時期にどこの国の学校に行くのかはっきりさせて、第三言語を学ばせ始めるのもありだと思う。イギリス、アメリカといったメジャーどころは学費がバカ高いので、ヨーロッパのどこかにするのが良いと思っている。
12歳~18歳
本格的に渡欧し、現地語と英語で学習を開始する。理数系科目はこの時点で高3レベルは持っておいてほしい。何も東大や京大に受かるレベルは必要なく、授業を余裕をもって受けられるレベルがあれば良し。欧米圏の教育はかなり能動的な授業形態をとっているので、受身で授業を聞くのではなく、次はこういうことを言うだろうなという予測しながら授業を受けてほしい。第三言語で国語をやるとなるとかなり骨が折れると思うので、そこに集中的に時間を割けるようにする。ライティング重視。理数系項目は私にもある程度の知識があるので、その部分においては日々アシストしていこうと思う。成績が大学進学で重要な意味を持つので高いGPAをキープする。
19歳~
飛び級の制度があるならぜひやってほしい。進学先は現地の大学のトップ校。個人的にはミネルヴァ大学が好きですが。専門は自分なら間違いなくコンピュータサイエンスを希望する。パラダイムを変換するようなテクノロジーは今のところ量子コンピュータのみだと思うので、この分野で仕事ができるように専門科目を取っていく。博士号まで取れる可能性があればぜひやってほしい。仕事の満足はどれだけ自由な発想をしてそれを実現できるかがカギである。量子コンピュータが実現されている世界であればかなり自由な裁量で仕事ができる環境にいられるであろう。実現されていなければそれを作る側の仕事でもすごく楽しいと思う。報酬を追うような仕事では決して本物の満足を得られることはない。それがたとえ実現できたとしても。
とは言いつつも、自分が自分の人生をやり直せるならこうするな、という目線で書いているので、基本何をしようと自由であり、これを強制するようなことは一切するするつもりはない。どうしてもゲームがしたいなら、それはそれで認める方針である。ただし、自由をただ与えるのではなく、自分の知っている知識や経験を余すことなく伝え、どう生きるかの意思決定は自分で決めさせるつもりである。そして自分にできることはここまでかなと思う。日本で多くの人が信じている理想的な人生、医者であったりとか大企業で働くとか自分は全く価値がないと思っている。自分の発想で0から構築するような仕事ではなく、あらかじめ方針や規則が決まっていてただそれに従うだけの仕事だからである。いや、そうじゃない。こういう場合もあり、この仕事の面白さはこうだ、という人はたくさんいるでしょう。どうぞ勝手にやっていてください。聞くつもりはないです。
どうでしょうか。多くの人が違和感を感じる価値観でしょう。そうです。そういう価値観で行動しないと絶対に上位数パーセントに入ることは不可能です。東大京大にいくような人は自分なりの考えがあり、それを実践して高い偏差値を実現しています。どこでも手に入るような勉強の仕方(教科書読んで問題集といてとか)はきっとしていないでしょう。自分だけ違うやり方をして大きな失敗をするのが怖いというのであれば、普通の平均の人生が待っています。私の価値観ではそれは、超絶おもんない
、です。そしてこういう一般的な人が持ちえない価値観を実践に移す行動力は英語の勉強を通して身についたものだと実感しています。そのためであれば膨大に消費した時間も無駄じゃなかったなと思います。
現在コメントはありません