まず、私の英語学習の歴史から簡単に紹介しておこう。
しかし、この結果は多くの希望を持った英語学習者にとってはショッキングな事例ではないだろうか。日本人のTOEIC900点越えが1回の試験当たり3.5%程度なので、まずこのレベルを達成できる人数は数パーセントだと考えらる。一流の国立大学や医学部、早慶などの年代の入学率が4%程度と考えるといかに難しいかお分かりだろう。
誰も言わないが、多くの英語学習者は目標レベルに到達することなく、その努力の成果を発揮できずに英語学習から退場しているのである。
これが現実である。英語を使用しなければならないという与えられた環境がない人が、一念発起して英語学習を始めたところで、その努力が報酬という形で報われる可能性は大変低いと結論できる。人生の膨大な時間を消費して得られるものがこんな薄いものだと最初から教えてくれる人がいれば私も英語学習はしていなかったかもしれない。
ここまで絶望の淵に立たされて、それでも英語を続けたい方はいるのでしょうか。多分いるでしょう。自分は人とは違う、できるはずだ。この感覚は誰しもが抱くものだからです。そして私は、言います。「やったらいいじゃないか。」
英語を通して得られる知識は決してお金では買えない価値があります。日本語という言語を通してみる世界と、英語を通してみる世界は光り方が全く異なっています。両方の視点を持っていれば、当たり前のものを当たり前ととらえてしまい、年と共に何事にも無自覚になってしまうstubbornな自分を壊すマインドセットを与えてくれるでしょう。生き方の多様性が叫ばれる現代、既成の概念を打ち消し、自分の考えを通す生き方をするのであれば、日本語だけでは不十分の情報ソースしか得られません。また何より、自分が成長していると実感できる何かを得られる数少ない機会でもあります。このようにお金という価値に換算せずに、人生における充足感を求めるのであれば、ぜひ続けていっていただきたいと思います。試験の点数を取る努力は非常に骨も心も折れる作業となり、800点以上の点数だとしてもそれは試験慣れしたというメッキであり、真の実力とは程遠いもです。英語学習の真の意味を考えながらこの長く終わらない修行の日々を共に進んできましょう。
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