受動態の本当の意味を知ろう。
受動態とはbe+過去分詞で表されるが、be動詞のコアイメージは「ある状況に置かれている」
過去分詞のコアイメージは「動詞の表す意味の最終段階」である。
動詞とは主語となる行為者が、あるものに対して働きかけを行う機能がある。その働きかけの最終段階というのは行為を受ける側をハイライトすることである。また動詞は始まり、途中、完了という3つのプロセスをもち、完了形は最後の完了したという部分をフォーカスする機能もある。この二つの要素、行為を受ける側と、動作が完了したという部分を特にフォーカスして表現したものである。
受動態はまた、byを伴って表現されることが多い。これはbyのコアイメージが「近くにある/接近」であるため、受動態でつかわれる場合は近くにいて影響を及ぼした人やモノが対象となる。
I'll be back by ten. などのように時間を表現する場合は、10時に近づけばというイメージを持てばよい。till とbyの違いについて問題になることが多いが、この近づくという感覚があるか無いかの違いである。tillの場合は10時に近づけば帰ってくるわけではなく、9時でも10時でも帰ってくる確率は同じである。一方でbyは10時に近づくにつれて帰ってくる確率が高くなる、そういうイメージである。
またbyは手段としても使用されることが多い。by email、by bycycleなどである。この場合は近くにメールや自転車があれば使うというイメージである。
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