ラネカーの提唱した動的基盤モデルとは、言語は具体的な言語経験を通して習得される単語や文法パターンは固定されたものではなく、経験する言語現象によって絶えず変化するというものである。この理論が提唱される前まではチョムスキーの生成文法輪という生まれながらに人は共通の文法ルールを持っており、それは普遍なものである、という理論で言語は捉えられていた。
動的用法基盤モデル(以下DUBM:Dynamic Usage-Based Model)による言語獲得プロセスは3つの過程を経て達成さるとされている。
単語の習得に置き換えたとき、主に1のプロセスで学習を終了しているため、なかなか単語の知識が定着しないということが起きている。では2,3のプロセスを経験するにはどうすれば良いかということになるが、この問題をダイレクトに解決するような書籍なりは存在しない。したがって自らが行う必要がある。例えば英英辞書を使用してコアイメージの確認を行ったりする方法である。私は画像検索により、コアイメージを獲得し、そこから派生する意味を自然に導き出せる動画を作成している。ある意味初めてこの問題に真に向き合った初めての実践的解決法である。DUBMで英語学習する効用を具体例で感じてほしい。
the terms of the contract 契約条件
the term of employmen 雇用期間中
spring term 春学期
the technical terms 専門用語
stay on good terms 良い関係
come to terms with ~ 妥協する、折り合う 複数形なのは様々条件が重なり会うことを意図している
run for president: 大統領に「立候補する
running late: 「遅れている」
a run in the nylons/panty hose:パンストの「伝線」
run an article: 記事を「書く」
a runny nose: 鼻水。「鼻」が走るワケではありません 例:I got a runny nose. My nose is running =鼻水が出てる
a beer run: パーティーなどで、ビールを「買い出しに行く」こと
on the run: 何かから「逃げている状態」または「急いでいる」
~ runs in the family: (性格や傾向などを示して)~は我が家の家系
run into ~: ~に「偶然出くわす」「ばったり会う」
over the fence :フェンスを越えて
the home over the hill:丘の上の家
~ over the years:何年にもわたって
School is over:学校が終わる。学校の時間を超えたところに自分がいるという意味。
the conversation over a cup of coffee. コーヒーを飲みながらの会話
このように前置詞はかなりスキーマ化された代表的な単語と言える。
due tomorrow などdue + 時間で、その時間までにという期限を表現することがおおい。
cancelled due to heavy snow のようにtoを伴うと、「~のために」という訳語をあてられるが、真の意味は大雪という状態を伴って、当然起こることとしてキャンセルされたという意味になる。「to」のスキーマは「ある場所や行為に到達し、そこに対面する」というイメージを持っているため、toを伴い当然起こるべきことの主要因を導いている。
使われ方としては、「持たないで」という部分と「去る」という部分のどちらかが前景化され、強調される。
The train has already left. 「去るのイメージの前景化」
I left my bag shool. 「持たないでのイメージ前景化」
charge battery:充電する
charged 2000 yen for a bawl of ramen :ラーメンに2000円請求される
charged with shoplift:万引きで告発される
言葉に表すと難しいことでも図を使えば簡単に理解できる。
There was a notice on the calender about due date of the payment. カレンダーに支払期限の知らせがあった。
noticeを「知らせ、アナウンス」という訳語しか知らなければ下記は理解できないだろう。
thee months' notice,for the short notice
これらは時間の流れに焦点が置かれている(アナウンスの内容ではなく)。
前置詞の場合はすでにうまくイメージされていることが多いので知らない人はぜひ参考にしてほしい。このサイトでは主に上級者用の単語や熟語を扱っていく方針である。
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